川島 朗『 鉱物紳士 』  230714

ボックス・アート作家 川島 朗の『 鉱物紳士 』
2023年 wood box / mixed media
箱あり
2023年 博物蒐集家の応接間 Passage de Rêve   夢の中のパサージュ 出品作品
頭部が青い鉱物化した紳士
鉱物男は星と最果ての街との調和を司る異形の精霊であるとも云われているが、真偽は定かではない
※装飾品は含みません

サイズ:約179x259x24mm


川島 朗
/ 1975年、兵庫県生まれ
1997年より、個展・グループ展などでボックスオブジェやコラージュ作品を発表
その頃より一貫して、人々の心の奥に眠る遠い記憶(ノスタルジア感情)をテーマに作品を制作している
制作手法としては、架空の物語・神話・歴史・人物・映画・場所などを着想、
そのイメージに合う、古書や写真の切れ端・アンティークポストカード、古い手紙などを探し出し、それらエフェメラにコラージュ、ペインティング、ドローイング、アッサンブラージュ、フォトグラフ、CG、エポキシ樹脂、エイジング塗装など
様々な技法を加えて、自作の箱や額縁、ブロカントの小箱などに配置し作品を創り上げている
心の奥に潜む架空の物語世界を、ボックスオブジェなどのカタチあるものに創り変えることで、その物語に浮かび上がる無意識下の記憶をすくいあげ、言葉では表現できない思索的かつ神話的なものを発見したいと考えている
そして、その架空の物語、及び記憶が、未だ出会ったことのない多くの人々の記憶に微かな爪痕を残し、その人々の記憶の一部となれば、素敵なのではないかと日々考えながら制作を続けている

『記憶を紐解くことは、未来を見つけることである』
という、マッシモ・ドルトフスキの言葉にならって

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