古いマリア像
18世紀 フランス
素材はライムの木
本来 聖母マリアはベールを被っている像が一般的ですが、18世紀フランスの宗教的な対立により、マリアは処女のままイエスを宿したとされているますが、マリアも人間であり一人の女性であるというメッセージが込められています
足元は地球に巻きつく蛇を踏む付けています
これは創世記3章にある物語で、旧約聖書で蛇に誘惑されたエバと違い、新約聖書で神を宿した選ばれた女性として誘惑の舞台である地球で蛇を踏みつけている
また、地球の両側に差込み穴が空いているのは、本来この部分に三日月が挿さっていたようである
これは黙示録12章に記されている『足の下に月を踏む』という部分から来ているようです
両手は手首からありません
これにも意味があるとききましたが、フランス語を理解できませんでした
彫りも良く、流れるような造形が素敵です
微笑みの中にも厳しい表情のマリア様
向かって左下部に虫食い跡があります
傷・虫食い・擦れ・割れ・表面剥がれ・汚れ・欠けなどあります
※装飾品は含みません
サイズ:約170×150×530
¥253,000